元街小学校(工藤雅彦校長)=中区山手町=の6年生と英国トライアスロン代表チームとの交流会が5月10日にホテルニューグランドで開かれた。児童から普段の食事や競技についてなど様々な質問が投げかけられ選手が答えた。児童からは「楽しかった」という声が聞かれた。

英国代表チームは5月13、14日に山下公園およびその付近などを会場に行われた「2023ワールドトライアスロン・パラトライアスロンシリーズ横浜大会」に出場するために来日。交流会はその直前に開かれた。

参加したのは代表選手8人と元街小の6年生中心に9人。「普段何を食べているのか」と児童が質問すると、「カルビをよく食べる。トレーニングが多いから」と選手が回答。また水泳・自転車・マラソンの3競技をあわせたトライアスロンについて「どの競技が一番大変か」という問いには、出場者が密集することなどを理由に水泳を挙げていた。

交流会後半は2つのグループに分かれ、さらに質問タイム。児童からは、競技を始めたきっかけや起床時間など、選手個人に関心を寄せる質問が出ていた。

交流後、東京オリンピックのメダリストであるジョージア・テイラー・ブラウンさんがチームを代表してあいさつ。「皆からの多くの応援をありがとう」と感謝していた。参加した佐野大和さん(11)は「選手の皆さんはスポーツだけでなく、サイエンスなどにも詳しくてすごいと思った」と話していた。

横浜市は東京2020オリンピック・パラリンピックにおける英国代表チームの事前キャンプ受け入れを契機に、英国と交流を継続。交流会はその一環。大会では英国のソフィー・コールドウェルさんがエリート女子の部で優勝を果たした。